あひるのひとりごと

国指定の難病であるSLE(全身性エリテマトーデス)患者だけど、精一杯生きてます。大好きな植物さんのこと、ルーマニアの伝統楽器パンフルートのこと、夢の実現への足取りや、そのほか想うこと…書いています。

「ゲーム音楽とパンの笛 その2」

 皆さんこんにちは。

 今回は、前回の顛末のその後などについて少し。

 

 前回の記事は、自身がやっているパンフルートという楽器に合う曲探しをしていて出会ったのが何と息子のやっているゲーム「モンスターハンター」のBGMだった・・・ということでしたが、その文中では『スタジオプレイヤーである奏者の方にも感謝感謝です。多分キーボードの打ち込み演奏ではなく生演奏での録音だと思うので。』と書きました。

 

 少し前のことですが、その演奏者の方が判明しました!

 

 カプコンの公式チャンネルで、楽器収録ダイジェスト映像が出ていて、その中にラッキーなことに何と演奏者の姿が入っていたのです。ちなみに、他の動画でゲーム自体のエンディングスタッフロール場面でもお名前を発見。

 

 結論から先に言うと、無名のスタジオプレイヤーなどではなかった・・・日本で現在、恐らく公式のパンフルート奏者といったら多分この方になると思う。

 

 それは、Eiken Iwata こと、岩田英憲(いわたひでのり)さん、その人、でした。

 

 どひゃーっ!!やるなカプコン!!恐れ入りました(どうりで曲聞いて耳がダンボになるわけだわ)。

 

 

 ゲーム音楽といえばドラゴンクエストすぎやまこういちさん以降、それまでどちらかといったらチープなイメージだったのが変わって来ました。前回も『ゲーム音楽と侮るなかれ、「モンハン」の音楽は完成度が高く、フルオーケストラでコンサートが開かれており、CDが出ているほどなのです。』と書きましたが、BGMでは各種民族楽器も合成音ではなく生でバンバン使うし、ゲーム自体にも、例えばプレイヤーの臨場感演出に足音一つにも細部にこだわり、ツボを実際に壊したり樽を転がして実際に録音したり、野外収録(まさしくサウンドハンティング!)でリアルを追及したと、サウンドメイキング映像を見て「本気度がすごい・・・」と感動を覚えました。

 

 しっかり作られているから、美しい。なるほど。

 

 私はゲームプレイは一切していませんが、中毒的にその世界にはまり込む気持ちが少しわかったような気がします。

 

 

 それと、BGMを聞き続けて気が付いたこと。ゲームのBGMは基本同じフレーズをエンドレスで繋げているのですが、聞き続けても「飽きがこない」ことが凄い、と。

 

 例えば、皆さんがいくら好きな「アメージンググレイス」や「世界にひとつだけの花」でも魚屋の店頭で一時流れていた「お魚天国」でもなんでも、ずーっと聞き続けていると飽きて来ると思います。それはギターのインストゥルメンタルでもピアノのジャズでもボサノヴァでも同じこと

 

 ところが、ゲーム中流れ続けるBGMは飽きがこない。というより、「飽きてしまうと困るから飽きないようにメロディーを組んでいる」・・・だからエンドレスが可能。おそらく。

 

 なるほど。これはすごい!

 

 またゲームにもよりますが、概して明るい物や高揚感があるものが多いのもいい点です。それは小学生や中学校の合唱曲の、希望溢れた明るい鉄板曲のそれに似ているのかもしれません。コロナ渦の中、「あつ森」に人気が集まった(まさしくその世界に『集まった』)のも、ほのぼのとしたBGMや世界観にも要因があったのでしょうね。気持ちを軽く明るくしてくれますから。

 

 これからは曲探しの中にゲームBGMも要注目と悟った次第です。

 

 

 というわけで・・・。

 

 最近はカフェ風ジャズでもゆったりボサノヴァでもなく、モンハンのBGMばっかり聞いています。完全にBGMにはまってしまいました。にゃんにゃん♪

 

 そうそう、「風の集まる場所」の譜面起こしも、歌詞付けもぼちぼち、継続中です。

 

 二回にわたってゲーム音楽に終始してしまいましたが、次回は別の話題にしますね。

 

 ではまた。