あひるのひとりごと

国指定の難病であるSLE(全身性エリテマトーデス)患者だけど、精一杯生きてます。大好きな植物さんのこと、ルーマニアの伝統楽器パンフルートのこと、夢の実現への足取りや、そのほか想うこと…書いています。

「恐怖の大王は降りてこない―ワクチン接種に思うこと」その3

 一年ほど前にアップされた日本赤十字の動画を文章化したものです。

 あなたの心に届くことを祈って紹介させていただきますね。

 

 

 『ウイルスの次にやってくるもの』

 

ウイルスから身を守るためには?

 

 きちんと手を洗うだけで、感染する確率はぐんと下がる。

 

 でも、心の中にひそんでいて、流れていかないものがある。

 

 そいつは、お腹を空かせてるみたいで、暗いニュースや間違った情報を、たくさん食べて、どんどん育って、そして、ささやく。

 

 先の見えない状況を、「もうみんな助からない」と。

 

 誰にもまだ分からないことを、「誰かが隠しているのだ」と。

 

 そいつは、人から人へと広まっていく。

 

 「あの人が病気になったのは、誰のせい?」

 

 「ウイルスが広まったのは、あいつのせいだ!」

 

 「世界がこうなったのは、あいつのせいだ!」

 

 そいつは、まわりに攻撃をはじめる。

 

 人と人が傷つけあい、分断が始まる。

 

 そいつは脅かす。

 

 「もしも感染していたらどうする?」

 

 「あんな風に言われたらどうする?」

 

 みんな、熱があっても、隠すようになる。

 

 具合が悪くても、元気なふりをするようになる。

 

 もう誰が感染しているか分からない。

 

 ウイルスがどんどん広がっていく。

 

 鏡を見ると、そこに、もう、あなたは、いない。

 

 そいつの名前は、恐怖

 

 ウイルスの次にやってくるもの。

 

 もしかしたら、ウイルスよりも恐ろしいもの。

 

    ◇

 

 ここまで表示された後、今度は「わたしたちが恐怖に飲み込まれる前にできること」として、具体的な対処法が描かれています。

 

 【恐怖に餌を与えない】 ときにはパソコンやスマホを消して、暗いニュースばかりを見すぎるのはやめよう。不確かな情報を、うのみにしないで、立ち止まって考えよう。

 

 【恐怖のささやきに耳を貸さない】 恐怖は、話を大げさにして、おびえさせる。誰にもまだ分からないことは、誰にもまだ分からないことでしかない。そのままを受け止めよう。

 

 【恐怖から距離を取る】 非難や差別の根っこに、自分の過剰な防衛本能があることに気づこう。冷静に、客観的に、恐怖を知り、見つめれば、恐怖はうすれていくはずだ。

 

 【恐怖が嫌がることをする】 恐怖が苦手なものは、笑顔と日常だ。家族や友人と電話して、笑おう。いつものように、きちんと食べて、眠ろう。恐怖は逃げていくだろう。

 

 そして最後は、こんな言葉で結ばれています。

 

 「恐怖は、誰の心の中にもいる。だから励ましあおう。応援しあおう。人は、団結すれば、恐怖よりも強く、賢い。恐怖に振り回されずに、正しく知り、正しく恐れて、今日、わたしたちにできることを、それぞれの場所で」

(以上、朝日新聞デジタル 医療サイトアピタルより転載)

 

 

 皆さんは「恐怖」に飲み込まれず、「陰謀論」に限りある大切な人生の時間を取られることのないように。

 

 

 さて、散々意見をぶちまけた、私はどうするかと言うと?

 

 私は逃げません。ワクチンを接種します。

 

 それは何故か?

 

 「人間をナメるなよ、ガーゴイル! 人間はきさまの考えているほど愚かではない!」

 (By小説『ふしぎの海のナディア(あのエヴァシリーズの庵野監督の作品です)』下巻ネモ船長のセリフより)

 

 そう。

 なぜなら、私は人の心と身体を信じているから。「人間」すなわち「人間の身体の仕組み」はもっと賢いはずだと。

 

 結果、死ぬかもしれません。でもそれは私個人に起こることであり、たまたま私の遺伝子とワクチンとの相性が悪かったとしか言えません。全てが必然。もとより、世間から見ればSLEを薬によって抑え生きながらえている身。もちろん、叶えたい夢はあるけど死んだら死んだまでということで覚悟はしてます。

 

 それが真のカナリアの使命ではないでしょうか。

 

 この想いがたくさんの人の心に届きますように。

 

 まあ~そのワクチンの効果さえも変異株の為にいつまでもつかわかりませんが、取りあえずね。もしかしたら百年のちも人類はコロナとのいたちごっこかもしれないけど・・・。

 

 皆さん、恐怖の大王に振り回されないように、まず三年後を楽しみに待ちましょう。生きて笑えたらいいですね。

 

 ♪呼んでいる 胸のどこか奥で

 いつも何度でも 夢を描こう

 悲しみの数を 言い尽くすより

 同じくちびるで そっと歌おう♪

(いつも何度でも)

 

 そして願わくば、一人でも多くの方が、「闇を暴露し恐怖を蒔く人」ではなく、「光を探し希望を蒔く人」になることを祈ります。

 

 それでは!