あひるのひとりごと

国指定の難病であるSLE(全身性エリテマトーデス)患者だけど、精一杯生きてます。大好きな植物さんのこと、ルーマニアの伝統楽器パンフルートのこと、夢の実現への足取りや、そのほか想うこと…書いています。

「牧神の愛が聴こえる」カテゴリーテーマの由来

 

 突然ですが、皆さんは12星座の中の山羊座のモチーフとなっている神様のこと、ご存知でしょうか?もしくは、ギリシャ神話の中の逸話の「王様の耳はロバの耳!」でなぜ王様はロバの耳になったのか?の経緯で登場する神様でもありますが。

 

 答えは、ギリシャ神話に登場する「パン」という半人半獣(ヤギ)の姿の牧畜の守護を司る神様のことです。ここで言う「牧神」とは、以降「パン」のことを指します。

 

 そのルーツはかなり古く、古代インドの「エア」という名前の神様に遡ります。いや、もっと古いかも?元々は自然界全てを統治する神でした。時代が下るにつれ、その存在は小さくなり、やがて悪魔のモデルにされてしまうのですが…。

 

 詳しくは↓私の執筆したHPも一読くださいませ~ってCMかよ!(笑)。

 

 http://puretown2.g2.xrea.com/sub5.htm

 

 

 その「牧神」が携えていたとされる楽器があります。それが「パンフルート」。あのピーターパンが腰に下げている楽器です。その音色はよく旅行番組のBGMや意外なところでは国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」のBGMでも使われ聞くことが出来ますよ。少し前の話ですが、大河ドラマの「秀吉」の冒頭でもこの笛が使われていました。

 

 私は小学5年生の時に担任の先生の影響でこの楽器のことを知り、以降、教室や個人レッスンに通ったりもしながら細々と趣味としてですが大切に続けています。

 練習は一回につき15分~30分ほど。練習場所ですが、家の中では迷惑(何と、真夜中の冷蔵庫がうるさくて眠れないと苦言を呈するヒトもいるんで、なかなか苦労します)なので、もっぱら秘密の場所でやっています。

 

 実はこの楽器、音が大きくかなりの肺活量を要するので、息を吹き込むと体中がすっきりします。デトックス?を目的にこの笛を使うのはご法度だと思うのですが、「吹き込み」をしないと本来の笛の音色が出てきません。全身全霊をかけて「歌う」ことで、やっと一体感が出てきます。自分の周囲に音のヴェールが広がっていき、想いが広がっていくイメージで、祈りを込めて吹き込むことでこの笛本来の役割が果たせるのかなと思います。実際は時間が短いので「やっと出せたかな~」と思うところで時間切れになりますが。もっとも、あまり体力がないので無理が出来ないし、してはいけないという現実的な理由もあります。

 

 現在の曲目としては、セカイノオワリの「レイン」(メアリと魔女の花主題歌)、「風の通り道」(となりのトトロより)、「北の国からのテーマ」、リベラの「彼方の光」、「もののけ姫」、松山千春の「大空と大地の中で」、「いつも何度でも」(千と千尋の神隠し主題歌)辺りでありまして、自然系なもののセレクトが多いです。なおかつ、曲調が明るめのもの、希望の持てる歌詞のもの。美しいメロディーのものは概してマイナーなものが多いのでセレクトに苦労します。しかも歌詞が複雑すぎると、楽器が単なるカラオケになってしまい「吹くより歌った方がいいだろ!」みたいな感じになるし、基本パンフルートのソロ(独奏)なので、アカペラ(独唱)でも耐えられる曲を…となると、意外と「これ!」というのが少ないのが悩みの種。さらに、なるべく多くの方が知っている曲となると、こんな曲数になってしまいます。

 

 『自然界を統べる神の楽器の音色は、植物さんたちのささやき…』

 

 そんな思いを込めた曲を作っての演奏が夢ではありますが、はて、いつになるやら??

 

 

 それになぞらえてこんなカテゴリーテーマ名にしてみました。ここでは主に自然のこと、植物さんのこと、音楽のことなどについて書いてみたいなと思っています。