あひるのひとりごと

国指定の難病であるSLE(全身性エリテマトーデス)患者だけど、精一杯生きてます。大好きな植物さんのこと、ルーマニアの伝統楽器パンフルートのこと、夢の実現への足取りや、そのほか想うこと…書いています。

〈SLE体験談 番外編〉7年目の真実(多分)

 

皆さんこんにちは。


SLEに罹患して今年は7年目に入りました。早いものです。


現在、ステロイドは2日に一回、1ミリを服用していますが、 ゼロの可能性が現実を帯びてきました。
主治医曰く「ゼロに出来るのは100人に5人位ですよ。 ベンリスタ(生物学製剤)との相性が良かったんですね~」 とのこと。有難いことです。ステロイドがゼロに出来れば、 それに付随するランソプラゾール(胃薬)とリカルボン( 骨粗鬆症薬)も止めることが出来ます。薬が減ることは、 身体への負担を減ることですから、 寛解状態を維持出来るギリギリラインまで、 極力少なく出来たらいいなと思います。

 


さて、ひょんなきっかけで、 私が以前書いた体験談のミスが発覚しました。大変申し訳ない「 7年目の真実(多分)」です。


発端は、子宮腺筋症の状態を見るために、 紹介状を手にこちらの病院でMRIの造影をしたことでした。


天井に雲が浮かぶ青空が描かれた部屋のベットで横になり、 ヘッドギアを装着しクラッシックを聴きながら機械に入っていくと (さながら自分が棺桶に入れられたみたいで、つい、 斎場の焼場を連想してしまった…)、 回りからはゲームセンターのインベーターゲームさながらの電子音 が響き渡り、交戦状態が30分程続いたあと、機械から無事生還。


昨年、父が手術前にMRIを造影しており、 付き添いで部屋の中の様子を見ていたので、 こんな感じだというのは知っていましたが、 実際に自分が体験してなかなかに面白い体験だなと感じました。


ふと、あれ?私、MRIってこれが初めてのはずだよね?
でも確か、SLE体験談であねご先生の所で「MRI」 をやったって書いていたような気が…?だとすると、 2回目になるのかな?


早速、昔のブログを振り返って調べてみました。するとやはり「 MRI」をしたと書いてありました。 気になってあねご先生の病院のHPを見てみると、 オープンスライスMRIとCTの両方を完備しているとの文言が。 これじゃどちらをやっていてもおかしくはない。はて…。


でも、もうひとつの手掛かりは、 その造影時に造影剤を使った記憶があることでした。 造影剤についての誓約書を書いた記憶もあるし、 注射で打たれると身体が温かくなったことをはっきり覚えています 。


調べてみると、 CTとMRIに用いる造影剤は種類が全く異なるもので、 CTでは主にヨード剤系を使い、 MRIだとガドリニウムというものを用いるようです。
ガドリニウムそのものは有害であるため特殊な状態にしてあり、 それでも腎臓には影響が出やすいことから、 腎障害を持っている人には使ってはならないのだとか。


だとすれば、 かなり初期から病名に目星をつけていたであろうあねご先生が、 腎障害が出やすいSLEの病状診断に、 造影剤を使ったMRIを使うはずがない、だとすれば、 ヨード剤系造影剤を使ってCTで造影したはず…。


ダメ押しに、主治医にも「 SLEの診断に造影剤を使ったMRI造影ってしますか?」 と聞いてみました。
答えは「 MRIは脳の診断に強いから、 よっぽどの神経障害とかが出てない限りSLEの診断には使わない なぁ」とのこと。


と言う訳で
私がずっとMRIだと思っていたのは、


実はCTだったらしい、


という結論に。なんとまぁ。


完全確定するには、 あねご先生のところに聞きに行けばいいんですけど、 今のところ行く理由が無いので「多分」 ということでゴメンナサイ。


以上、SLE罹患「7年目の真実(多分)」、でした。

 

ちなみに、 今回のMRIの結果は問題なしだったのでご心配なきよう…。


それでは、また。